それは業務?それとも仕事?

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 転勤になって8年目。一番の古株となった。後輩も増え、社長を除いて男性最年長なんてこともある。そんな中で、増えてきた仕事が、会社全体の仕事と人材育成の仕事。どちらも成果が見えづらく、地味だが大切な仕事。嫌いではない。

 まず、会社全体の仕事の中で、最も大切にしていいることは、コミュニケーション。毎日声をかけることはもちろんのこと、確実な仕事とポジティブな発言を心掛ける。働き方も大切で、早めの出勤と早めの退勤も譲れない。結局背中で見せる以上のマネージメントはない。

 人材育成については、注意が必要だ。社会人の成長は未知数。まずは、個性を把握する。ここは慎重に時間をかけて、普段のコミュニケーションから情報収集。相手を知ったうえで、伝え方を考える。

 私のやり方はシンプル。やって見せて、あとから意図を伝え、質問に答える。仕事を任せて、フィードバック。ここでのフィードバックは大切で、意図を聞き、質問しながら、自分ならどうしたのかを伝える。相手の応じた賞賛も大切だ。

 社会人は結果が全て。結果で報酬を頂いている。

 「頑張らなくてもいいから、結果を出して。」学生時代に起業家の先輩からもらった言葉。今でも大切にしている。忘れられない言葉。厳しい言葉であるが、仕事の真理をついているとも言えそうだ。

 最近気になる新入社員。1か月半して、職場になれてきた。コミュニケーションもとってきたし、頑張れそうだと思って、仕事を任せてみた。内容は、まだまだでも、汗だくになってやる姿に刺激をもらえた。次回の成長に期待。

 仕事は改善と提案。これまでの受け身の業務から、仕事ができるようになってほしい。そんなメッセージも添えた。期待はエネルギー。期待して、サポートして、大切に育てよう。自分が気づかずやってもらったバトンが回ってきた。仕事は結果。彼の成長こそが、私の結果だ。

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