プリントを配布した。
一人の児童が「先生、白紙です。」悲しそうな顔をしている。
私は、にっこり笑って「当たり!!」と楽しそうに言った。
こんなやり取りをいつもやっている。
それでも、他人と違うことや、自分だけの事に異常に敏感な子もいる。
私は、いつも笑って「ラッキー!!」とか「当たり!!」と
プラスの変換で返すようにしている。
毎日の生活は、イレギュラーの連続。
学校や職場、家族における集団生活で、自分の思い通りにすべてが進む日なんてあるのだろうか。
きっとない。思い通りにならないことばかりだ。
それなら、そんなイレギュラーを楽しめれば、
どんなに楽だろう。どんなに豊かになれるだろう。
思考の転換には、訓練が必要だ。
特に環境が大切だろう。
幼少期の時間、どんな環境で育つか。子どもたちには選べない。
家庭がそうであるように、教室も同じだ。
与えられた環境で生きるしかない子どもたち。
そんな子どもたちに身につけたい力。変換力。
まずは家庭から、そして教室にも。
まずは自分から。そして目の前の人へ。
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