専業主婦の大変さ

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 妻に専業主婦をしてもらって12年間。2人だけの新婚生活は1年間。

 はじめは何となく、「三つ子の魂百まで」の言葉を信じ、子どもたちが3歳までは、どちらかが家にいて育児をしようと話し合った。3人の子宝に恵まれ、末娘が3歳を迎えてからも、最後だからと家を守ってくれた。

 仕事にも余裕が出だして、毎日の残業時間を少しずつ週末残業へと切り替え、10年目を過ぎたあたりから、自分で仕事をコントロールできるようになって残業はほとんどなくなった。

 毎日朝食と夕食を家族全員でとることは、本当に豊かだ。毎日の習慣なので、そのありがたみを感じることさえ忘れるほどだ。週末も家族と一緒に過ごす時間も特別だ。

 家時間が増えることで、家事の大変さが身にしみてわかる。週末の食事はできる限り、私が担当している。手の込んだ料理はできないから、夕食ならカレー、親子丼、海鮮丼、焼き肉丼、昼食ならうどん、パスタ、ざるそば、ラーメン、朝食はいつも通りでたまにホットケーキ。あれ?丼ものと麵ものだけ?私なんてそんなものだ。

 洗濯や食器洗い、掃除に片付けは大丈夫。きれいにするだけ。これは自分の性格に合っていて、嫌いじゃない。油ものの食器洗いとアイロンは苦手だが、できるようにもなった。やっぱり一番大変なのは食事だ。栄養のバランス、旬、気候、好みを考慮しながら、毎日の献立作りが一番の難所。

 口では、「いつでも専業主夫代るよ!」なんて調子のいいことを言った時期もあったが、今では言わない。末娘のおままごと遊びに付き合うことや献立を考え続ける子ことが苦手だ。

 だからこそ、毎日感謝。その大変さが分かって初めて自分にできることを、毎日続けるようになった。どうしても仕事ばかりが重要視されがちだが、家での仕事である家事は、家族と言うチームにとって最も大切なミッションだ。今では、長男長女が大きくなって、家事をやってくれることも増えた。親にとっては、ありがたく、最も嬉しい瞬間でもある。

 家事をしないくなると、もしかして物足りなくなるのかな。これはきっと、ちょっとだけ家事をやる私のセリフだ。きっと妻は、はっきりやらなくていいならやりたくないと言うはずだ。今日までの積み重ねに感謝。私も、食事のレパートリーを増やしていきたい。

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