我が家の車物語

家族

 子どもができたらワンボックスカー。

 おそらく、国民の三大出費に入るであろう自動車費。我が家の車は、話し合いを持ちながらも中古の一点勝負。独身時代自営業でうまっくいっても、勤勉サラリーマンを13年続けても新車を購入したことはない。厳密にいうと検討したこともない。

 社会人になる前は、社会人になったら燃費のいいコンパクトカーに乗りたいと思っていた。新婚時代の妻は、「いつか茶色のマーチに乗りたい。」とも言っていた。(FIRE達成したら買いましょう)それでも、我が家は理想より現実。

 そもそも車は移動手段であって、見世物ではない。結婚してから初めて買ったムーブは新古車で、一円も手数料を払いたくなかった私たちは、現金で一括購入した。子どもが3人に増えても(子どもは3人で2人カウント)数年間は軽自動車ムーブのお世話になった。

 長男が4歳、長女が2歳の夏休みには、念願の北海道キャンプ一周旅行もムーブといつも一緒だった。最後に力尽きるまで、たくさんの思い出をありがとう。

 子どもが3人になったタイミングで、ワンボックスカー購入を検討したこともあったが、新車という選択はなかった。我が家は(特に私が)最小限の所有にこだわった。子どもたちは、不自由をかけたくない反面、十分すぎる環境は、あたりまえの基準を上げてしまう。ある程度の不便はお金ではなく、工夫で乗り切りたいと考えていた。実家には、初孫誕生と同時に3人家族なのにワンボックスカーがあったことも大きかった。

 たかが車。だがされど車。国民の三大出費の1つである車の購入においての夫婦間の話し合いはとても重要だ。資本主義社会に生きる家族にとって、お金の使い方は家族の幸福を左右する大きなポイントである。

 ちなみに、お兄ちゃんお姉ちゃんの体も大きくなり、現在はスペイドという素敵なコンパクトカーに乗っている。購入は、もちろん現金一括で、迷わず中古車を。

 購入を記念して、フェリーに車を積んで購入2週間後には、冬休みを利用して、九州一周の旅に出かけた。ものより思い出。人生をとことん楽しもう。

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