楽しい人生だけはあきらめない

思考

 コロナウィルスは天災?人災?私には分からない。

 それでも、これまでになかった制約生活の中で、普通の幸せについて考える機会が増えた。風邪をひいて健康のありがたみを知る。怪我をして健康のありがたみを知る。何かを失って、あった物への愛着を知る。私たちは、「ある」時には気づかず生活していることが多分にある。

 世界中がほぼ同じタイミングで、このようなウィルスによる、見えにくい恐怖に襲われたとき、文化の違いや政治の違い、国民性の違いで、同じ世界の中でも歩み方が違う。それでも、災難の時こそ、「これからどうするのか」未来について考えることは重要だ。過去の検証も大切だが、世界の人々が協力して、英知を集約すれば、解決への道は開けていくはずだ。

 私自身には、世界を変える力がない。こんな時こそ、批評家になって出来もしないことに心や時間を奪われないように注意する必要がある。まずは、自分たちの生活に集中する

 10か月後に家族での海外移住を考える我が家にとって、近々の課題は、「東京オリンピック」

 どうやら、今更知ったことだが、契約上や一部の人の私利が優先され、やらない選択肢は最初からないようだが、予想される大会開催後の感性者数の増加は、日本の行く末や我が家のプランに大きな影響を与えそうだ。

 家族の未来のかじ取り役として、私にできることは、移住の準備を進めながらも、その他のオプションも考えること。時に前進以上に重要な決断は、立ち止まる決断だ。その決断が大きいほど、立ち止まる決断には勇気が必要だ。自分たちの人生の目的を見失うことなく、家族の未来を最優先した決断が求められる時が来るだろう。

 その決断までにできることは、準備をすること。移住の準備。その他の道の準備。選択肢を増やし、不安材料をつぶし、様々な想定をして決断する準備。勇気が必要にならない準備ができることこそが、いい準備ができた証拠となる。

 「大丈夫だ。問題ない。」

 初めての海外1人旅。歩き疲れて座り込む私に声をかけてくれた一人の日本人。バリ島で出会ったあの人が言ってた。「余裕ぶっこいてたらいいんだよ。」そうだ。私の一番の役目は、家族というチームの雰囲気を前向きに保つこと。いつも私から、人生を楽しんでいこう。考えても仕方がないことを考える時間は、新たな選択肢を考える時間に回そう。より楽しく。ユーモアを持って。

 これまでもそうだった。最後まであきらめずに、楽しい人生だけはあきらめない。

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