移住先
海外移住と言っても、移住先の国の物価や暮らし方で必要なお金はかなり変わってくる。
私たち自身も、できれば物価の安い国を考えていた。
治安・物価・地域・気候・教育・文化・ビザ…
その優先順位をつけることは、移住先選定の第一ステップだ。
我が家がそうだったように、選定の中で優先順位も変わっていく。
とりあえず優先順位を決めて、調べる。
ここがスタートだ。
フィリピン視察
移住について、本格的に考え始めた我が家。
当初の優先順位は、①言語・②治安・③物価・④気候だったように記憶している。
実は、コロナが流行る直前の夏、我が家は初めての家族海外旅行に出かけた。
行き先は、フィリピン(セブ島)
家族での海外は初めて。
行き先にフィリピンを選んだのは、当時、家族でオンライン英会話を習っていて、
講師の多くが、フィリピン人だったこと。
日本から比較的近く、英語を日常的に使う国であることだった。
どうせ行くならと、リサーチをして、現地のコーディネーターを雇った。
少ない旅行期間で、現地のインターナショナル校を数カ所見せてもらったり、
安全面を考慮した物件も数件見て回った。
我が家の優先順位
フィリピン視察ではっきり見えた、
我が家の優先順位は、「物価」より断然「治安」だった。
「物価」の安さも思った程ではなかったし、「治安」が一番気になった。
近所の公園で、子どもたちで遊べるか?
ここがクリアーできないと、次には進めない。
そう確信した。
さらに、移住について調べる中で、抜けていた一番大切なポイントが「ビザ」だ。
そもそも、自分達が移住できる国はどこなのか?
旅行で訪れることと、その地に住むことは、根本的に違う。
この時点で、我が家の優先順位は、①ビザ・②治安に絞られた。
あとの基準は、欲を言えばという感じだ。
なぜ移住するのか?
優先順位を決める上で、もう一つ忘れてはいけない基準。
「なぜ、移住するのか?」
我が家の理由は、「視野を広げるため」これが移住の軸である。
身近な人たちの感覚は、「移住=英語学習」が定番の考えなんだと思う。
移住先をオランダに決めた時に、多くの方が、「オランダって何語?」って初めに聞かれた。
言語の優先順位は、我が家の場合そんなに高くない。
移住の理由を明確に設定すると、移住はグッと近づく。
我が家は、このステップに数年間、十分な時間をかけた。
我が家にとっての移住は、教育移住を意味している。
育ち盛りの3人の子どもたち。
移住構想中も、すくすく成長し、移住時で長男中1・長女小5・次女小1だ。
多くの教育移住者に比べて、遅めの移住だと思う。
それでも、十分に話し合い、考えてこのタイミングで来たことはよかった。
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