言ったことはやらないがやってることはマネをする

家族

 子育て中の親御さんはきっと共感してくれるはず。子どもたちは、親の言ったことはやらないが、親のやっていることはマネをする。特に小さいときは顕著で、親のマネをすることが一番の遊びでもある。大人の基準ではできないことも、自分の力量さえもわからないからやろうとする。同じものを食べたいし、同じものを触りたい。とにかく親が環境の全てだから。

 さらに最近では、動画の急速な普及でYouTubeを見ない日はない。少なくともスマホを触らない日はない。子どもにとって一番身近な存在が親で、その親が毎日楽しそうに触り続けるスマホに、子どもたちが興味を示さないわけがない。よーく観察して、文字が読めなくてもログインさえできてしまう。

 字からの情報を自由にとれない間、スマホ≒動画が子どもたちにとっての常識だ。そんな動画から流れる大人の行動も、子どもにとっては正義になってしまう。なぜなら、親が楽しそうに見ている様子を毎日じっくり観察しているから。気をつけよう。本当に気をつけないと、動画から子どもたちの常識が作られる。もちろん、悪いことばかりではない。どのような道具も使い方次第。台所の包丁と同じだ。

 ずいぶん話がずれてしまったが、今日言いたかったことは、子どもは、「親が言ったことはやらないがやっていることはマネをする」ということ。我が家で言うと、私が定時で帰宅して家族と過ごしたいために、数年前から3:50起床を続けている。朝の2時間は365日、自分の時間を確保して仕事や勉強をする時間としている。慣れてしまえば、最高の時間効率で、生活を豊かにしてくれた

 しかし、自分の生活や仕事の質を上げたことだけでも良かったのだが、家族にとってそのこと以上に価値が高かったことがある。それは子どもたちが、早く起きることや、朝に何かをすることをマネしてくれることだ。自分自身の学生期の朝のことを振り返ると、毎朝ギリギリまで寝てしまい、母親の大きな声で目を覚ましハッとする。その連続だった。そんな風にはなってほしくない。そう思っていた。意図してそうなったことではないが、現状、早起きが我が家の定番になっている。

 若い時代、家庭を顧みず、仕事ばかりで残業続きだった自分。それでも、こんな働き方は続けられないと、少しずつ改善を繰り返し、朝型を習慣化できてよかった。今、心からそう思う。

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